夕方、渓が帰宅する前に同級生から電話。「あの~今日、公園で遊ぼうて約束したんですけど~公園来たんですけどいないんで…」当然、まだ帰宅していない渓が公園にいるわけがナイ。「ごめんぬ~まだ帰ってナイのよ~」
阪急線の彼はJR線の渓より帰りが早い。歩いて10分程度の彼と我が家の距離。でも、通学路の違いで帰宅時間は30分違う。いいのか悪いのか……。
ところで、当の本人はそんな約束を覚えているのだろうか?ほんの数分前かかってきた電話では何も言っていなかった。。。
同級生から電話を貰って15分後に渓帰宅…。いたって普通に「今日は宿題なし~♪」と部屋へ入ってくる。それ以外何も言わない。待たせていると思うと気が気でナイ私は「今日、公園で待ち合わせしてるんじゃあナイの?」渓「うん♪」意識があるならもっと急げばいいのに、何くわぬ顔……。この子、本当に約束覚えていたのだろうか? 渓が学校の子と帰宅後遊ぶ約束をしてきたのは初めての事。学校が遠いぶん、近所に友達も少ない。私達の時代は、学校から帰れば誰かと遊ぶのが当たり前で、きっと一年生の頃から、子供同士で約束をして、行き来していたように思う。時が流れ、時代が変わり、習い事だの治安だのでなかなか子供だけで遊んだりする事がなくなった。そう思うと少し可哀相な気がする。でも、私も例に漏れず、徒歩5分の公園へ、渓ひとりでは行かせられなかった。ややこしいなぁ~と思いつつも、捷をベビーカーに乗せ一緒に公園まで走った。
公園に着いてみると同級生はいなくって……。はぁ~ついてきてよかった。公園から親御さんの携帯に電話…一度帰っていたようで、ようやく会えた。やっぱり、まだまだ親が必要なのかな~と思ったり…。
とにかく、楽しそうに遊ぶ渓。ほんの30分程だったけど、満足したようで、「今日は遊べてよかった~♪」とご機嫌で帰宅しました。
しかし、約束の大切さを本当に渓は理解しているのだろうか………。